トイレの歴史

 

排泄は地上のあらゆる生き物の基本的な行動のひとつです。人間にとってその「行い」の場であるトイレは、なくてはならないものです。文明が発達する前は、川に流したり穴をほったりした形でしたが、今から6000年前にはすでに水洗型のトイレが使われていました。各地の遺跡からは下水道直結型や多重構造タイプの便座など、とても精巧なものが発掘されています。古代ローマは上下水道やトイレに関して高い技術を持っていましたが、文明が滅びるとトイレの文化も失われてしまいました。中世のヨーロッパのトイレは有史以前のレベルにまで衰退してしまったのです。

このような衛生状況が疫病を大流行させた原因といえるでしょう。1830年代にロンドンで起きたコレラの大流行で、ようやく人々の間に公衆衛生の概念が根付き上下水道が急速に整備されました。日本では縄文時代に川に渡した板の上から用をたしていたものが、古墳時代になると集落まわりの堀を利用するようになりました。さらに飛鳥時代には川を家の中まで引きこむ水路を作ったことで、これが厠(かわや)=川屋の名前の由来だといわれています。平安時代になると、今まで自然を利用したいわゆる「水洗式」から「おまる式」に変わってしまいました。こういった人の力で汲み取りする方法は昭和初期まで続きました。洋式トイレもありましたが、おもに外国人向けのホテルや住居用で一般には縁がないものでした。昭和30年代に入ると下水道も広範囲に設置されて水洗トイレが普及していきました。

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